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建設時の記録

入線作業

内線工事に時間がかかっている。小柱から車庫への地中埋設線の通線に手間取っているためである。3〜40m程の電線を、予め埋設してあるフレキ管に通すだけであるが、途中で重くなって通しきらない。

普通、予め針金の入ったフレキ管を使うか、後で通線ワイヤーを使って針金を通しておくかするのだが、私はケチって通線ワイヤーだけで済まそうとした。一番短いルートは何とか力任せで通ったが、2番目をやっている時に電線の方が千切れてしまった。電線のクセを取ったり、入れる方向を変えてみたり試行錯誤してみたがダメ。初心に帰って、普通に針金(実際はステンレス線)を使ってみる事にした。通線ワイヤーに比べ、軽く動くので期待が大きい。これで、2番目に長いルートを試してみ。何とか通す事は出来たが、やっと通った感じで、次に長いルートはダメな可能性が高い。これ以上失敗して、フレキ管の方をダメにするという事態は避けたいし、時間も無いので、出来る事を全てやってみる事にした。滑りを良くする粉があるという事を聞いた事があったため、インターネットで調べ、写真の専用の潤滑剤(液体)を入手。これは、非常に効いて宣伝文句通り半分の力で電線が引けるようになった。結果的にはこれで全てのルートの入線を完了させる事が出来た。

天候にも恵まれなかった事から、9日間もかかってしまった。